糖入り飲料にご注意!

本当に暑い日が続きますね。

思わず冷たい飲み物に手を伸ばしたくなりますがちょっと待ってください!

その飲み物にお砂糖は入ってませんか?

スポーツドリンクという名称の糖入り飲料で塩分補充をしようと思っていませんか?

 

当院ではいわゆるスポーツドリンクの摂取は一切おすすめしていません。

その理由として、1日中炎天下で作業したとして脱水の補充目的には塩分が最大で6~9g程度勧められる事、

その量をスポーツドリンクで補充しようとするとブドウ糖を300g~450g近くとることになるのです。

(量にして5~7リットル程度/100mlあたりナトリウム50mg・ブドウ糖6gとして)

 

一般的に低血糖のときに使用するブドウ糖が5~15g程度ですので

300~450gというのは糖尿病の方にとっては

致命的な高血糖の原因になることが想像できるかと思われます。

こうした糖入り飲料で高血糖を来たす事を「ペットボトル症候群」といって名前がついているくらいなんですね。

夏から秋にかけては果物の過剰摂取でも同様の致命的、入院となる症例をよく経験します。

 

糖入りでない飲料(水・お茶・いわゆる「ゼロ」表示のもの)と、塩分の補充で対策してください。

味噌汁などでは1杯1.2~1.5g程度の塩分補充が可能です。

ご不明な点について院長までご相談下さい。


4月のお知らせ②睡眠剤について

続いて眠剤についてです。

皆さまベンゾジアゼピン系という名前を聞いたことがあるでしょうか?4月からこういったお薬を継続することに対し注意がされるようになりました。

有名なところでハルシオン、レンドルミン、ロヒプノールなどがあります。

こういった薬剤はよく眠れる一方で、いったんくせになると中断することでベンゾジアゼピン離脱症状といって幻覚が見えたり異常行動を起こしたりすることがあるのです。

これが年齢と共に悪化し、やめたくてもやめられない事になり、継続することでむせ込みや肺炎、転倒骨折、認知症の悪化やねたきりにつながるのです。

こういったこともあり1年を通じて定期内服される方は(必ず毎月という形でなければ大丈夫です。)専門家である心療内科に処方をお願いするように4月以降お願いするかと思います。

幸い当院のお向かいには心療内科(海老名中央西口分院)さんが御座いますのでアクセスは容易です。

一部のお薬(ベルソムラ、ロゼレム)については引き続き連続して継続処方が可能です。どうぞご理解の程どうぞよろしくお願いいたします。