糖尿病と新型コロナウイルス(COVID-19)について

最近また質問が多くなってきたので過去のブログ「糖尿病と新型コロナウイルス」へのリンクを再掲載しておきます。

こちらをクリック

 

またこちらの神奈川県医師会「かながわコロナ通信」も非常にわかりやすいので

コロナの情報を得たい方は一度確認してみてはいかがでしょうか。

糖尿病についても書いてあります。

よくテレビなどで話題のPCR検査についてもわかりやすく書いてあります。

正しい情報を集めてしっかりと対応してゆくようにしましょう。


メトグルコ 自己回収のお知らせ

4月27日に糖尿病薬でスタンダードなメトグルコ錠の一部自主回収が発表されました。

***まずお伝えしたいことはパニックにならず正しい情報を得てください。自己判断での休薬は糖尿病の悪化につながる可能性があります。今回の回収はごく一部に留まるものです**

当院の処方箋からは先発品やジェネリックの指定はしていないことと、

薬局によって納入先が異なりますので一概にこの場でまとまった対応をお願いすることが困難です。

①メトホルミン製剤(メトグルコ、メトホルミン)を服用している。

②大日本住友製薬製である。

このいずれもが当てはまった場合

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大日本住友製薬当該サイト

【お問い合わせ先】
大日本住友製薬株式会社 メトグルコ錠回収専用ダイヤル
0120-870-851
(受付時間︓9:00〜17:30(5 月10 日までは日・祝日を除く。5 月
11 日以降は土日・祝日・その他の休業日を除く))
にお問合せ下さい。
(問い合わせにはロット番号が必要となりますので、バラバラにしていないシートの状態でお薬を確認して頂きシートの「耳」の余剰部分に
4桁数字+1文字のアルファベットが薄く記載されていると思いますので
そちらを確認の上ご連絡されるとスムースかと思います。)
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電話がつながらない、それでも心配などの方は当院もしくは処方をうけた薬局にお問い合わせ下さい。
大変ご心配をおかけいたしまして申し訳ございません。
メトホルミン製剤は古くから使用される大変優れたお薬です。
繰り返しになりますが自己判断での休薬は糖尿病合併症悪化などのリスクから勧められません。
診察の際には院長から詳細をご説明することも可能ですので心配でしたら相談してください。

 

 


4月15日クリニック現況 1日を通じて空いています!

4月15日現在クリニックは混雑を解消できております。

朝一などを除いて待合は患者さんがゼロの時間も多いです。

・予約枠の制限

・窓の開放と常時換気

・大型空気清浄機の追加

・待合室の間隔拡大

・診察室では2メートルの距離確保

・ほぼ共有部分に触れることなく会計まで終了

・非接触型手指アルコール消毒装置の設置

逆に受診を控えることで血糖値の悪化してしまうことは懸念されます。

家に閉じこもり血糖が悪化している方も多いです。

原則として通常通りの受診を勧めています。

お薬がなくなりそうな方はお電話で結構ですのでご相談下さい。

心配な方もお電話でご連絡ください。必要な時にはいつでも院長が電話対応いたします。

予約にこれずに気まずくなってしまった方でもいつでもご相談ください。


糖尿病と新型コロナウイルス(COVID-19)について

新型コロナウイルス:COVID-19(以下COVID-19とします)の感染拡大に伴い、持病に糖尿病があると重症化するのではないかという心配をお持ちの方も多いと思います。よくある質問等についてまとめました。詳細は院長まで直接ご質問ください。(情報は日々更新されるためあくまで4月6日現在のものとお考えください。)

 

①糖尿病だとCOVID-19にかかりやすいか?

糖尿病であるとCOVID-19にかかりやすいという根拠は今のところなさそうです。

②糖尿病だと重症化しやすいのか?

糖尿病全体で考えるとCOVID-19にかかった際に重症化はしやすいようです。しかし血糖値が良好にコントロールされていればリスクは一般の方と同等になると考えられます。一方、血糖値のコントロールを行わずにいれば糖尿病合併症が進行しますし、COVID-19を含めたウイルスや細菌などの感染症が重症化しやすくなります。特に心臓や肺の病気を合併している場合そのリスクが上がると考えられています。感染症を起こすとストレスホルモンを契機に血糖値が上昇し、それがまたさらに感染症を悪化させるという悪いサイクルに入ることが知られています。

③DKA 糖尿病性ケトアシドーシスの心配をするべきか?

1型糖尿病、インスリンがほとんどでていない2型糖尿病、膵臓の切除後などであれば一般的に感染症にかかると糖尿病性ケトシドーシスになるリスクが上昇します。COVID-19で脱水状態になればDKAになるリスクも増します。食事がとれず血糖値が300以上などの上昇傾向にあればひとまず、ゆっくりでよいので1L程度の飲水を励行し、改善のない場合にはクリニックにお電話していただく必要があります。食事がとれない期間や重症度により入院が必要になることもあります。

④COVID-19の予防・対策はどうしたらよいですか?

これまでのインフルエンザと同様に

・頻回の手洗い ・可能であればマスクの着用・可能であれば手指アルコール消毒・咳くしゃみエチケット(ふたつ前のブログで紹介しています。)

をしっかり行ってください。

⑤1型糖尿病と2型糖尿病でリスクは異なりますか?

一般的に違いはないと考えられます。年齢と糖尿病合併症の状態、血糖値のコントロール状況が関係あると考えられています。

⑥インスリンや血糖測定器具の供給が今後滞りますか?

今回のCOVID-19によってインスリン、その他採血針、測定チップなどの糖尿病関連の供給に問題がないことは製造元から確認済です。アルコール綿のみ一時的な供給不足があり代替品を使用していますが在庫も回復しつつあります。

最後に・・・ 今、最も重要なことはパニックにならないことです。冷静に正しい情報を収集することが重要です。糖尿病については血糖値を良好にコントロールすることがいつにも増して重要です。血糖値のコントロールがついていない方は相談をしてできる限り良くしましょう。わからないことがあれば何でもよいのでぜひ質問してください。

 

*このブログはADA AmericanDiabetesAssosiationの情報をもとに加筆、一部改変しています。

 

 


5月につげの木内科・検診センターが開院します。

院長の先輩の医師が海老名駅東口で

内科、呼吸器、検診センター併設でクリニックを開院致します。

とても優しいドクターです。

もしお時間があればブログをご覧ください。

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詳細はつげの木ブログ こちらをクリック

どうぞよろしくお願い致します。