ごく一部のインスリンの欠品について

インスリンはどこで作られているでしょうか?

それはアメリカであったりデンマークであったりフランスであったりします。

今回のウクライナ情勢による航路制限によりデンマークからのインスリンの一部が滞っています。

ほとんどのインスリンは問題ないのですが、ごく一部で輸入遅延がみられるため4月の診察の際にご説明および代替品の処方を行っております。

それに関して診察が少し長くなる可能性がありますが、待ち時間が長くならないように努力してまいりますので引き続きどうぞよろしくお願い致します。

5月には供給が安定する見込みですので影響はごくわずかと考えます。

主に1型糖尿病などで使用されるインスリンではございませんので、特に1型や膵全摘の方はその点ご安心下さい。


糖尿病治療の進歩

コロナ、ロシアと暗い話題が多いですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

糖尿病の治療は食事運動お薬の3本柱ですね。

そのなかでもお薬は大変な進歩をしています。

代表的なものがインスリンポンプシステム。

オートモードを選ぶと高い血糖値も低い血糖値も自動で補正してくれる、まるで自動車の自動運転のような機械です。

未来という感じがしますね!(保険適応は1型、もしくは準ずる病態に限られます。)

スマートフォンで血糖値を随時表示してくれるものをあります。

飲み薬もこの15年で3種類ほど増え8種類に増えました。

それぞれ保険適応や注意点が異なります。

手術の時などに休薬が必要なものもあります。

うまく使いこなしてより良い血糖コントロールとしてゆきたいですし

確実に治療法は良くなっていると実感します。

 

あと最近は帯状疱疹ワクチンのお問い合わせも増えています。

約4万円と高いですが有効性が認められています。

コロナ抗体の検査も取り扱っています。

駐車場が混雑していることがあるので事前にチェックできる方は確認をお勧め致します。

おかげさまで募集していた看護師さんと受付さんは決まりました。

別れの季節は寂しいものですが新たな出会いも楽しみなものですね。

コロナ感染はまだまだありますので、引き続きマスク着用等どうぞよろしくお願い致します。

 


新型インスリンポンプ発売

先日新型のインスリンポンプが発売されました。

770Gと呼ばれるシステムでこれまでの低血糖自動停止に加え

高血糖自動補正機能がついています。

車でいうと自動ブレーキに加え

高速道路自動運転が追加されたようなものですね。

これまで不規則な高血糖に悩まされていた方には朗報です。

また、スマホでの閲覧用アプリも予定されております。

とても素晴らしいシステムですが、常に装着していなければいけないことと、価格を考慮しなくてはいけません。

保険適応にはインスリン分泌が著しく低下している、妊娠を予定している、(2/1更新:今回の自動調整型については妊娠予定の方はまだ未適応のようですすみません。)1型である、などのいずれかの条件が必要です。

診察の際におたずねいただければ幸いです。

 


高血圧について

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

1月5日から診療を行っております。

 

先週は雪が降るなど寒さも厳しくなっております。

特に寒いと問題になるのが高血圧です。

暖かい血液を冷やさないように血管を収縮させ結果として血圧が上がります。

血圧を放っておくと何が悪いのでしょうか?

とてもわかりやすい例は脳卒中です。

日本人は元来塩分摂取量が多く、上杉謙信は塩を好んで摂取したことからある冬の夜のトイレで倒れるのですが当時300近い高血圧があったのではと想像されいます。

近代においても1945年没のアメリカ大統領、ルーズベルトの血圧は300/190であったと記録があります。

1950年代において日本でも最たる死因は脳卒中でした。

それが現在にいたるまで減少傾向にあります。

それは血圧の薬が開発されたことが大きな要因と考えられます。

私の祖父も「血圧の薬は一度飲み始めたらやめられないのか?」と嘆いていました。

しかし高血圧の本体は動脈硬化で、その原因は主に年齢や糖尿病、高血圧などです。

動脈硬化は原則として戻りません。しかし脳卒中を予防することは可能です。

予兆なく大きなトラブルになる前に血圧を管理することをお勧め致します。

 

過去のブログでは腎臓との関連についてもお話ししています。

血圧について ←興味のある方はクリック

 

 


帯状疱疹ワクチンについて

皆さまは帯状疱疹という病気をご存知でしょうか。

子供の頃のみずぼうそうのウイルスは日本人の90%以上で体の中にはずっと残っています。

年齢と共に免疫力が低下し、50代以降に帯状疱疹といってウイルスが再活性化することで起こります。

80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。

ウイルスが再活性化すると、主に背骨のあたりから片側に神経に沿って前の方に神経を壊しながら進んでいきます。

多くは上半身に起こりますが、顔や目などにできると視力低下などになる場合もあります。

また皮膚の症状が治まった後も痛みが長く残ることがあります。

50歳以上で帯状疱疹が出た方の2割程度でこの症状が残ると言われています。

私の祖父もこの痛みにずっと悩まされており、会うたびに『なんとかならないか』と言われていたのを思い出します。

 

この帯状疱疹に対し新しいワクチンができました。

約3年ほど前にアメリカで発売しているのですが人気であったため品薄で

本邦で安定して供給できるようになったのがつい最近の事です。

この新しいワクチン「シングリックス」については私も心待ちにしていました。

なぜなら帯状疱疹の予防効果が90%以上で、さらにその後の痛みも90%程度抑えているのです。

とても画期的で期待できるワクチンと思います。

 

ただし注意点が2点あります。

 

一つは価格です。1回20350円(税込み)を2か月あけて計2回打ちます。

ですので約4万円もかかってしまいます。。。これは大変残念な点です。

補助等が出ればよいのですが現時点でそういった話はありません。(全国でもほとんどありません。)

 

二つ目は副反応です。発熱、悪感、筋肉痛などの副反応が10-30%程度で出ます。

なんだか聞いたことがありそうですね、、、そう、コロナワクチンの副反応に極めて似ているのです。

ワクチンにはアジュバントといって免疫を増強するお薬が入っています。その影響でこういった副反応が出るのです。

ですので理解していれば怖くはないですが御仕事などに差し支える可能性はあります、、、。

当院で取り扱いを開始しました。接種ご希望の方は医師にご相談下さい。予約後に接種が可能です。

 

*対象は50歳以上となっています。

*1回目の接種から2回目は2か月あけます。

*新型コロナウイルスのワクチンとは2週間あける必要があるため、今後予定されている3回目の接種と重複しないように注意する必要があります。