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駐車場の空きは事前に確認できます。

例年お知らせしていますが、当院では提携する駐車場がありますが

状況により混雑具合が変わります。

お出かけの前にスマホなどでこちらをクリックして頂くと

駐車場の混雑具合がわかります。

当院ホームページの診療時間・アクセス・駐車場のページに

提携している駐車場4か所の地図があるのでご確認下さい。

カーナビにセットされる際には住所でなく、

『三井のリパーク 海老名上郷第4』『三井のリパーク 海老名駅前第2』『三井のリパーク 海老名扇町』『三井のリパーク 海老名上郷第3』

で検索(google mapなど)をお勧め致します。

それ以外の駐車場は提携しておりませんのでご注意下さい。ららぽーとさんの駐車場も提携外となっております。


あけましておめでとうございます

皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私は昨年末からコロナが急増した影響で公私共に振り回された年末年始でした。

さてあけましておめでとうございます、今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

昨年は当院では

・ドリンクサーバーの設置

・自動精算機の設置

・マイナンバーカード読み取り機の設置

・西口通信の発刊

などを主に行いました。

医学的には

・新しいGLPー1受容体作動薬

・持続皮下血糖測定機の使用拡大

・血糖値が病院に連携するアプリの使用

などが目新しい点だったと思います。

 

糖尿病の領域は日進月歩で毎年のように新薬が出ます。

今年は大型の新薬も控えています。

血圧のお薬が出て脳出血が大幅に減ったように

糖尿病の薬が進歩することで失明や透析の合併症も減ってくることが予想されます。

それ自体は良いことですが、全てが全てお薬に頼るのではきりがありません。

 

糖尿病は

・遺伝

・体質

・家庭や業務を含めた生活環境

に加え

・ご本人の価値観

・趣味嗜好

が大きく関係する病気です。

 

年齢、合併症の進展具合も治療目標に大きく関係します。

高齢であればそこまで頑張らなくてもよいかもしれません。

しかしお若ければ今以上に頑張る必要があるかもしれません。

 

今年も当院ではスタッフ一同、今まで通り、前向きに全力で、

だけども頑張りすぎず(←ここも大事ですね)糖尿病診療に従事したいと思います。

 

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

 


お正月太りに注意

今年も残すところはわずかとなりました。

お正月といせばおせち。

おもちやみかんの食べ過ぎが血糖値に悪影響を及ぼすことは常日頃から申し上げておりますが

改めて確認を。

①食事の感覚を空けすぎない(空腹感が強くなってしまいます 昼と夜は前回の食事から6時間以内を目安にしてください)

②ゆっくりたべる(20分程度が目安です)

③朝食を抜かない (①と同様です)

④カロリーのある飲み物は原則摂取しない(甘酒や梅酒、日本酒も要注意です)

⑤間食を控える

⑥炭水化物の重ね食いを控える

⑦葉物を中心に野菜をしっかり

かんたんなようでなかなかできない以上⑦項目

よかったら改めて確認してみてください。

あと、食べたら寝ない、食べたら動く もよろしくお願い致します!

みなさん良いお年を!


糖尿病っていつからはじまるの?

近年の成人糖尿病有病率はおおよそ10%と言われており、平均年齢は65才程度です。

10代、20代、30代の方も増えていますが一般的には40代以降に指摘されることが多い病気です。

よくある疑問は『最近は昔と比べてそんなに食べていないしお酒の量も減ったのだけど、、、』といったものです。

そうですよね、大学生の頃は朝までお酒を飲んだり、、入社したての頃は忙しくてカップ麺とスナック菓子でおなかを満たしたり、育児を始めた頃は食べてすぐ寝てしまったりということがあったかもしれませんが、40代50代となってくるとそういった事は減っているはずです。

それなのになぜ40代50代になって糖尿病を発症するのか??

一つの意見として『糖尿病は初めて指摘される25年程前から始まっている。』(Type 2 Diabetes: When Does It Start? PMID: 29732459)というデータがあります。

若いころの暴飲暴食、とまではいかずとも炭水化物中心の食事、食べるスピードの早さ、野菜不足、糖入り飲料の過剰などなどが積もり積もって糖尿病の発症に至るのです。

糖尿病が治らない と良く言われる原因はここにあると思います。

つまり25年分の結果を1か月や2か月で完治するというのは理論上困難な訳です。

しかし一つ一つ丁寧にみてゆけば改善の余地は十分にあります。

食事、運動、お薬、検査、これらを組み合わせて最適解を探してゆきます。

糖尿病診療の難しいところは答えが人それぞれ違うところです。

今後の見通しなども刻々と変化することがあります。

なかなか病院に患者さん自身の御意見を伝えるのは難しいかもしれませんが、もし現在の治療内容、診察内容にご不満があれば遠慮なくお申し出いただくとより良いかと思われます。という自分もお医者さんに意見を伝えるのは苦手なタイプです、、、(このブログは院長が書いています)

今後の見通し、治療内容、何を許容して何を防がねばならないのか、共有できれば良いのではないかと思います。