医者は薬の色や形がわからない?

『え~っと、あの、なんだっけ?白い丸いやつ。あれが10粒余っているかな。』『あと、黄色いやつ。小さい黄色いやつ。あれも2シート余ってる。』

慢性疾患のお薬というのはついつい余りがちですよね。かくいう私、院長も花粉症のお薬を飲み忘れる事があります、、、昔は上記のような伝え方でもお薬の調整はできました。それは院内で処方をすればどの薬がどんな見た目か把握できたためです。

しかし今は上記のような伝え方だと医師には伝わりません。。。
『ジェネリック薬品』が多くなってきたからです。

医師が処方箋に記載するのは成分であって、メーカーまでは指定していません。すると、薬局によって同じ成分でもメーカーが異なると見た目が全く異なるのです。同じ薬局でもメーカーが変わることもあります。

ですので、残薬を医師に伝える際には『成分名』たとえば『アレグラ®』とか『フェキソフェナジン』とか『リバロ®』とか『ピタバスタチン』と伝えてください。

覚えにくい場合が多いですからお薬手帳に丸を付けたりしても良いですね。

 

 

 


ごく一部のインスリンの欠品について

インスリンはどこで作られているでしょうか?

それはアメリカであったりデンマークであったりフランスであったりします。

今回のウクライナ情勢による航路制限によりデンマークからのインスリンの一部が滞っています。

ほとんどのインスリンは問題ないのですが、ごく一部で輸入遅延がみられるため4月の診察の際にご説明および代替品の処方を行っております。

それに関して診察が少し長くなる可能性がありますが、待ち時間が長くならないように努力してまいりますので引き続きどうぞよろしくお願い致します。

5月には供給が安定する見込みですので影響はごくわずかと考えます。

主に1型糖尿病などで使用されるインスリンではございませんので、特に1型や膵全摘の方はその点ご安心下さい。