夏の糖質

緊急事態宣言は解除されていますが神奈川県もCOVID19の感染はいまだ続いています。引き続き

✔マスクの着用

✔手洗い 手指消毒の励行

咳 くしゃみエチケット ← クリック

をよろしくお願い致します。

COVIDの重症化を防ぐのに血糖コントロールが重要なことは先のブログでも述べました。

糖尿病とコロナウイルス(COVID19)について ←クリック

日本において夏は基本的には血糖値が良くなる季節です。しかし血糖を悪化させるものもいくつかあります。その代表格は糖入り飲料です。糖入り飲料の過剰による異常な高血糖をペットボトル症候群とも言います。2型の中でもスポーツドリンクなどの過剰摂取によるもので、若い方に多い病態です。
高血糖状態になると喉が乾くのですが、その状態で糖入りの飲料を過剰摂取することでさらに高血糖を助長するというものです。ペットボトル入りの飲料に限らず紙パック入りの糖入り飲料やビン入りの飲料、果物の過剰摂取などでも起こります。

最近はミネラルウォーターのようにみえる糖入り飲料も増えています。レモンの香りがついているだけで、糖は含まれていないのか?それともレモン味で糖が多く含まれているのか?購入の際には裏面の成分表示を確認し、「炭水化物」の欄が0gでない場合基本的には避けたほうが良いでしょう。
最近やけに喉が乾く、夜間に尿で起きるようになった、(ソフトドリンクなどの)水分を多く取っているのに体重が減り始めた、これらの症状が出現したら要注意です。

学会などの報告では果物の過剰による異常高血糖の報告も多くあります。自身も大学病院では果物や糖入り飲料の過剰による異常な高血糖による入院患者さんを多くみてきました。

すいか、桃、ブドウなどなど。

いずれも少量であれば問題ありません。具体的な量は医師、看護師、もしくは当院の栄養士まで聞いてくださいね。