あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
1月5日から診療を行っております。
先週は雪が降るなど寒さも厳しくなっております。
特に寒いと問題になるのが高血圧です。
暖かい血液を冷やさないように血管を収縮させ結果として血圧が上がります。
血圧を放っておくと何が悪いのでしょうか?
とてもわかりやすい例は脳卒中です。
日本人は元来塩分摂取量が多く、上杉謙信は塩を好んで摂取したことからある冬の夜のトイレで倒れるのですが当時300近い高血圧があったのではと想像されいます。
近代においても1945年没のアメリカ大統領、ルーズベルトの血圧は300/190であったと記録があります。
1950年代において日本でも最たる死因は脳卒中でした。
それが現在にいたるまで減少傾向にあります。
それは血圧の薬が開発されたことが大きな要因と考えられます。
私の祖父も「血圧の薬は一度飲み始めたらやめられないのか?」と嘆いていました。
しかし高血圧の本体は動脈硬化で、その原因は主に年齢や糖尿病、高血圧などです。
動脈硬化は原則として戻りません。しかし脳卒中を予防することは可能です。
予兆なく大きなトラブルになる前に血圧を管理することをお勧め致します。
過去のブログでは腎臓との関連についてもお話ししています。
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