頻尿とは

本日は尿のトラブルのお話です。

尿のトラブルは意外と多いことが知られています。

特に糖尿病ですと尿の回数が増える事が知られています。

 

排尿というのは実はとても高度な制御がなされています。

たとえば小学生低学年でもおもらしをする子はいますよね。

極論すると簡単な漢字の書き取りより高度な制御という場合もある、ということです。

高齢になれば尿のトラブルは必発といってもよいくらいです。

 

個人差はありますが一般的に

日中の排尿は 7回以下

夜間の排尿は 1回以下

1回の排尿量は200~400ml

1日の排尿量は1000~2000ml

が良いとされています。

 

特に夜間の頻尿で睡眠が邪魔される方も多いと思います。

①水分のとりすぎに注意する。

夕食以降、夜寝るまでの水分のとりすぎは注意しましょう。

かといって水分をとらなすぎるのも問題です。体格にもよりますが大雑把に1日1.5~2Lは飲水は必要です。

発汗なども影響するので一概には言えませんが色の濃い黄色の尿が少量しかでないときは脱水と考えてもよいかもしれません。

逆に透明な尿がしっかり出ていれば飲水は十分かもしれません。

 

②利尿作用が強いものに注意する。

カフェイン、アルコールは利尿作用がありますので飲んだ以上に排尿があり、結果として脱水、口渇につながることがあります。

コーヒー 濃い紅茶 濃い緑茶などがカフェインを含みます。

カフェイン、アルコールを摂取する際には他のもので水分摂取を加えましょう。

カフェインレスですと 麦茶などがおすすめです。最近はカフェインレスのコーヒーやお茶も増えていますね。

スポーツドリンクは糖分が多く糖尿病の悪化リスクがあるので勧めません。

ゼロカロリーのもの「・・・(商品名)ゼロ」などであれば問題ありません。

 

③塩分を控える

味噌汁、漬物、しょうゆ、せんべい、ポテトチップ、生ハムやソーセージ、麺類(つゆ含め)、外食

は塩分が多いです。塩分をとりすぎると尿が増えたりのどが渇いて水分をとりすぎる事があります。

 

④夕以降軽い散歩をする。

夕以降の軽い散歩は足のむくみを解消して夜間の尿量を減らす効果やストレス解消で安眠作用があると考えられています。

 

⑤温度と湿度を調整する。

夏は暑さ、冬は乾燥によりのどの渇きが出る事があります。

 

夜寝る前にトイレに行くのもよいですね。

 

明らかな尿トラブルの際には泌尿器科の受診をお勧めしています。


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